アニメ・映画・ゲームなどのプロジェクトで起こるプリプロダクションの課題を解決

ファイブのプリプロダクションは、海外のクリエイティブワークでは標準的なデザインプロセスを取り入れ、プロジェクト工学をベースにしたプロジェクトマネジメントを組込、独自のプリプロダクションのマネジメント手法として体系化しています。
ファイブのプリプロダクションを担当するデザイナーや演出などの各クリエイティブワークのスタッフは、全員を正規雇用の正社員として内製化しています。さらに、プロダクション工程も社内のスタッフで全て行えるため、プリプロとプロダクションが連携してシームレスなワークフローを構築しています。
これらのファイブの組織体系により、プロジェクトのスピード、クオリティ、予算管理、スケジュール管理などのトータルマネジメントを高レベルで実現しています。
ファイブでは、クライアント様の状況に併せて、プリプロダクション工程に特化した支援等、ソリューションサービスとしても提供しています。

プリプロが機能していない時に起きる課題

デザイン・設定が不十分なため想定クオリティに達しない

デザインのプロセスが不明瞭なため、メンバーでのイメージ統一やクオリティ基準が不明確のまま進めると、プロジェクト要件としてのクオリティを満たしません。また、設定が不十分の場合、後工程となるプロダクション工程で調整作業が発生し、スケジュール遅延や予算超過の要因になります。

プリプロ工程自体が遅延すると全体スケジュールが超過

プリプロダクション工程では、コンテ制作が遅延する等、プリプロ工程自体が遅延する事があります。プリプロ工程自体が遅延すると、後工程となるプロダクション工程も遅延し、全体工程が遅延していきます。プリプロダクション工程は、後工程に大きな影響を及ぼす重要な工程のため、ハードなマネジメントが要求されます。

全体設計が不十分なため予算が超過する

プリプロダクション工程は、プロジェクト全体を設計する重要な工程です。『何を?いつ?どれくらい?いくらで?』という全体物量と時系列の算出を見誤ると、後工程で想定外の支出と稼働時間が発生します。これらの問題は、全体設計を行うプリプロでのみ問題解決が可能です。このように、プリプロダクション工程は、後工程に大きな影響を及ぼす重要な工程のため、ハードなマネジメントが要求されます。

プリプロダクションがプロジェクトに提供するべき機能

デザインプロセスを通じてイメージ統一とクオリティ管理

ファイブのプリプロダクション工程では、デザインプロセスを通じて、作品コンセプトを分析・定義し、プロジェクト関係者間でのイメージを統一させ、クオリティ基準を明確にしていきます。またプロセスを通じて、後工程に必要な情報を洗い出し、デザイン設定の要件定義を明確にします。

組織力でプリプロ工程をスムーズに進める

ファイブのプリプロダクション工程では、デザインプロセスをルール化し、デザイン要件を分析して定義しています。そして、俗人的スキルに頼る手法ではなく、複数人の組織で遂行します。これにより、発生しがちなデザイン制作の遅延、コンテ制作の遅延等を防いでいます。

精度の高い全体設計で予算をマネジメントする

ファイブのプリプロダクション工程では、デザイン要件の定義・デザイン制作・コンテ制作等のプロセスを通じて、全体物量や後のプロダクション工程まで踏まえた物量・稼働予測を算出して、試算します。この工程を曖昧にすると、後工程で想定外の費用を支出していく事になります。

プロジェクトで発生する課題の多くは、プリプロダクション工程に原因があります。プリプロダクションが機能すれば、プロジェクト全体の成功確度が高まります。

プリプロダクションの役割

全体設計 クオリティ、予算、スケジュールを設計 課題の明確化 根本的課題の発見
プリプロダクションはプロジェクト全体の設計図である。 プロジェクト全体のクオリティ、予算、スケジュールを設計する。 プロジェクトの課題を明確化する。 プロジェクトの根本的課題を発見し解決する。
全体設計 プリプロダクションはプロジェクト全体の設計図である。
クオリティ、予算、スケジュールを設計 プロジェクト全体のクオリティ、予算、スケジュールを設計する。
課題の明確化 プロジェクトの課題を明確化する。
根本的課題の発見 プロジェクトの根本的課題を発見し解決する。

ファイブのプリプロ・ソリューションサービスのポイント

レスポンスが速い

ファイブは社内に、正社員のデザイナー等を多く抱えているので、チェックや納品含めて素早く対応していく事ができます。

デザインをマネジメントできる

ファイブはデザインプロセスをルール化しており、各プロセス毎にクライアントとディスカッションやフィードバックを実施していますので、デザインのマネジメントが行えます。

デザインのクオリティと幅が広い

ファイブでは、グローバルで経験豊富なデザイナーが活躍しています。従来の日本アニメのルックに縛られないクリエイティブ表現にも挑戦しています。

作品コンセプトを分析し、イメージを共有したデザインができる

ファイブでは、作品コンセプトを分析し、ディスカッションも踏まえながらデザインを制作するプロセスを体系化しています。デザインの仕上がりイメージを共有化しながら進めていきます。

プロダクション工程を見据えたデザインができる

ファイブでは、社内のプロダクション工程のチームと連携して対応するため、後のプリプロダクション工程を配慮したデザインを制作しています。

プリプロダクションのケーススタディ

ここでは、ファイブのプリプロダクションのケーススタディとして、仮想課題を設定して、完成までどのようなプロセスが行われているか概要を説明します。

課題要件

企画5(ファイブ)という文字・数字には、変革者、冒険者、挑戦者等の意味があります。また、世界五大陸の存在を示しています。五感・五体・五臓六腑で構成される『人間』を表し、宇宙を構成する五大を示しています。

株式会社5(ファイブ)は、業界に対する変革者であり、新しい市場や未踏領域に冒険する挑戦者でもあります。日本を飛び出し、世界五大陸のまだ見ぬ大地・市場等の未踏領域に果敢に挑戦し続けます。多くの人間に出会い、様々な人種・価値観を受容し、多様性を内包しています。我々は、この多様性を化学反応させる事で「1」では辿り着けない次元に自らを昇華し続けています。我々は歩みを止める事なく、絶望する事もなく、常に新たな未踏領域へと挑戦し続けます。それが株式会社5(ファイブ)が世界に存在するアイデンティティです。
要求ファイブという企業を表現したビジュアルである事。
期間2週間(仕事の隙間時間を捻出して対応する事)
対応デザイナー7人

Step1 テーマとコンセプト分析
Step2 GOALを定義

要件定義の内容を分析し、本プロジェクトのGOAL(ベクトル)を定義します。
プリプロダクションを組織力で構築していくためには、属人的なスキルに頼るのではなく、プロセスと設計が重要になります。そのために、まずはプロジェクトが要求する要件は何かを分析し、GOALやベクトルを定義します。目に見えないイメージを目に見えるように具現化していくためには、ここで要件定義を行い、プロジェクトメンバーで共有認識を持てるようにマネジメントする事が重要です。

Step3 ディスカッションベースのデザイン制作

クライアントを含めたプリプロダクションチーム等、関係者全体で共通認識としてベクトルを一致させます。デザイナー固有の価値観・世界観を活かした多様なキャラクターを表現します。このプロセスでは、各キャラクター別に固有のシナリオ(性格、それを形成した人生の背景など)も用意します。この時点で上がるデザインは、あくまでもディスカッションを目的としています。ただし、ディスカッションを有意義なものにするためには、プロジェクトが要求するGOAL・ベクトルなどの要件を事前に定義する必要があります。ファイブでは、この定義をStep1・2で行っているために、ディスカッションでは”その場の思い付き”ではなく、GOALに向かうための有用性のある発言や化学反応が起こるようにプロセスを設計しています。

Step4 プロダクション工程を考慮したプリプロダクション

この工程では、キャラクター別に三面図を用意してプロダクション工程を遅延させる要因を未然に防止します。特にCGアニメ制作においては、角度別のデザイン制作を起こさなければ、後のプロダクション工程にて、調整作業が発生し、スケジュールの遅延や予算の超過を発生させます。また、ポーズ案や表情案なども含めて、キャラクターの世界観をイメージできるような設定デザインも用意していきます。これにより、プリプロダクションの工程で、プロジェクトのイメージを具体化させ膨らませる事ができます。

完成

プリプロダクションチームのポートフォリオ例