株式会社5(ファイブ)のCG制作拠点・台湾スタジオで活躍してくれている二人の女性デザイナーにインタビューしました。
デザイナー/黃崇雅 コウ スウガ(圓(マル)ちゃん) 永遠の18歳 女性(※ニックネームはお兄さんより取ったもの。)
デザイナー/王怡婷 オウ イテイ(Tina) 27歳 女性(※Tinaの方も本名。)
インタビュアーを担当するのは、『胡善淳(ゴ ゼンジュン)/PM制作進行』と『朱悅嘉(シュ エツカ)/PM制作進行』の2人です。宜しくお願いします。
自己紹介をお願いします
胡:まずは自己紹介と役職、黄さんから?
黄:マルでいい、歳は・・・永遠の18歳かな、精神年齢的な。(笑)
胡:Tinaさんは?
王:27歳です
胡:はい、二人の経歴は?
黄:大学は・・・まだ終わっていない。その後はゲーム制作会社に就職しました。二年弱くらいで、とある事が原因で退職しました。
胡:ヤバそうな感じなので、深掘りはやめようか(笑)その後は?
黄:1年間フリーランスでデザイナーとして活動した後、5(ファイブ)に入社しました。監督さんが採用してくれで、感謝の気持ちしかありません。
胡:同感です、Tinaさんは?
王:ニューヨークのスクール・オブ・ヴィジュアル・アーツ(SVA)を2015年に卒業。その後は、自宅でフリーランスデザイナーとして活動してました。
5(ファイブ)への入社のきっかけ
胡:へぇ~。次、どうして会社に入社したんですか?
黄:金だね。(全員爆笑)
胡:私もだけど!(笑)いや、そうじゃなくて!会社に入る経緯の事。
黄:私は Plurk で求人情報を見たから応募しました。
胡:そう言えば、Plurk から応募してきた人の比率が高いな~。Tinaさんは?
王:金本監督と私の共通の知り合いが居て、その人の紹介です。共通の知り合いは、同じSVAの学生です。
胡:なるほど。アメリカに住んでいたTinaさんが、今は台湾で仕事をする事になったのか。
5(ファイブ)という会社に対する印象
胡:じゃあ、次は会社に対する印象。
黄:みんな良い人だと思う。
胡:どこが良いかな?
黄:前の会社はゲーム会社だったけど、ヲタ系の同僚が少なかった。こっちはヲタ友が多いので、話がかなり盛り上がります。
胡:Tinaさんは?
王:全部良い!
胡:全部良い?例えば?
王:仕事はいっぱいですけど、ストレスはあまり感じていません。こういう状況でも皆がワイワイ出来る。
胡:他にはありますか?
王:会社の2Dデザイナーは、今の所は二人だけだから、仕事の分担はあまり出来ない。
黄:Tinaさんは2Dアニメーションも出来るよね。
印象に残っているアニメーション
胡:次に、アニメに対する思いや印象はありますか?作品とかシーンとかでいいです。
黄:強いて言うと、『ナルト』かな?あるシーンによって、変なスイッチが押された。
王:ちょっと汚いライン、デッサンぽい表現のアニメが好きです。そういう表現の仕方から”生命力”を感じられる。例えば、ワンピース映画版第6作目のように。
黄:オリジナルアニメなら、個人は『天元突破』が好き。熱血なお話以外、吉成曜監督のデザインも印象的です。先程 Tinaさん が言っていた、”生命力”が溢れる画面表現も含めて、作画の迫力も心揺さぶられます。
将来の展望
胡:はい、続いて、将来に対する展望はありますか?
黄:大きな事ではないけど・・・やっぱり、デザインでご飯を食べていけるようになる事かな?
胡:Tinaさんは?
王:できれば・・・キャラクター、クリーチャーの設計に尽力したい。他にゲームキャラの設計にも挑戦したい。
胡:マルさんはもっと大きな展望がないのか?
黄:そう・・・ですね。大きな事は、デザイナーとして自立する事かな?
胡:例えば、個人の名前で案件を受ける事?
黄:そうそう!個人スタジオみたいな感じ。
胡:ほほ~。他になんか話したいことはありますか?
黄:業界に入る事は、やはり慎重に考えなければなりません。
胡:どういう事?
黄:2Dの方はともかく、3Dチームの皆は大変そうです。あぁ、そういえばTinaさんも・・・。
王:まだ大丈夫だと思う。
胡:そりゃ凄い!はい。今日はありがとうございました。これからも5(ファイブ)のデザイナーとして頑張って下さい!